エンタテインメントの意義
・楽しい時間を提供する。
・その時間、夢中になれる。
これ以上に、エンタテインメントの持つ可能性は大きいと思っていた。
エンタテインメントにより、人の人生を大きく変えれるのではないだろうか。苦しんでいる人の支えになるのではないだろうか。生きるためのエネルギーを与えれるのではないだろうか。
間違ってはいないと思う。ある意味そうである部分もある。
では、人はなぜ遊ぶのか。
何のために、ゲームをやるのか。目的はない。ただ、楽しいから。スポーツも同じ。何のためと言われても、わからない。楽しいと感じるから、やるだけ。
では、なぜ人は、エンタテインメントに意味を持たせたがるのか。
それは、生きる理由、意味が欲しいからではないか。
生きるには、苦しみが伴う。なのになぜ、頑張っていきなければならないのか、と疑問に思うんだ。
人間は死にたくないと思うはずだ。生きるというのは死ぬということ。必ず死ぬ。人間は死ぬ。これからは逃れられない。
本当は、死というものは、もっと怖いもの。死にたくないから生きる。ただ、生きるのも苦しい。死にたくないから生きるんだけど、生きることも苦しい。
結論、人間は死にたくないから生きるんだろう。
ただ、生きるということは、苦しみが伴う。
ただ、苦しいだけじゃない。幸せも感じれる。愛を感じれる。苦しいことだけではない。だから、生きるんだ。
人生において、苦しいこともあれば、楽しいこともある。だったら、その楽しい時間をどれだけ増やせるのか。そこに、エンタテインメントの意義があるのではないだろうか。ゲームが存在する理由となるのではないだろうか。
人生の中で、苦しみだけが続いてしまうことがあるかもしれない。生きることが辛くなってしまう。そんな時、ゲームで楽しさを提供する。苦しいことだけじゃないよ、って、教えてあげるんだ。
また、違う話をしよう。
自分だけに囚われてしまった人。何らかの原因により、おかしくなってしまった人。そんな人をどう助けれあげればいいのだろうか。
そんな人たちをエンタテインメントでは、どうすることもできない。わからない。身近な人たちの支えが必要なのではないか。家族や親戚など。
何でそうなってしまったのか。抑圧された何かがある。発散できない原因がある。社会がそうさせたのか。家族がそうさせたのか。わからない。
自分の話をしよう。
俺は、ゲームプログラマー になりたい。ゲーム企業で働くと決めたんだ。覚悟を決めたんだ。ただ、虚しさも感じている。
世界中の人が幸せであって欲しい。愛に包まれた世界であって欲しい。泣かなくて済む。悲しまなくて済む。楽しい世の中。そうなって欲しいと、俺は思ってるんだ。
ゲームでは限界がある。それは知ってるよ。知ってる。
俺も幸せを感じていたい。愛を感じていたい。
俺のために、頑張ってもいいんじゃない。俺は、ゲーム企業に就職できたら、すごく嬉しい。喜びを感じれるんだから。自分自身のために、頑張ってもいいんじゃないか。
俺は、ゲームプログラマー になりたいから、頑張るんだ。喜びを感じれるから頑張るんだ。俺のために頑張るんだ。人のためじゃない。人を幸せにしたいという気持ちは、確かに大事かもしれない。
ただ、結局は綺麗事なんか言っても、自分のためにしか本当のエネルギーでは動けない。
俺は、ゲームプログラマー になりたいから頑張るんだ。自分のためだ。なれたら、嬉しいんだから。その喜びを求めて、頑張るんだ。